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強迫性障害の詐欺師を描いた「マッチスティック・メン」は、知名度はないが傑作映画。

強迫性障害の詐欺師を描いた「マッチスティック・メン」は、知名度はないが傑作映画。映画

どうも、シマウタオウタオです。

今回のメンタルヘルス映画は、強迫性障害の詐欺師を描いた「マッチスティック・メン」です。「グラディエーター」「ハンニバル」のリドリー・スコット監督が、ニコラス・ケイジを主演に迎えてスタイリッシュに描きます。

用語説明強迫性障害とは、不安障害の一つで、自分の意思に反して、ある考えやイメージが繰り返し頭に浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまい、社会生活に困難が生じる病気です。
生涯有病率(一生の間にかかる割合)2~3%
併発しやすい病気うつ病(67%) 社交不安障害
用語の変遷強迫神経症 → 強迫性障害

今回も月額400円のAmazonプライム・ビデオで視聴しました。

あらすじ

監督
リドリー・スコット
製作
ショーン・ベイリー
テッド・グリフィン
ジャック・ラプケ
リドリー・スコット
キャスト
ニコラス・ケイジ
サム・ロックウェル
アリソン・ローマン
ブルース・マッギル
ブルース・アルトマン

巨匠リドリー・スコット監督が、ニコラス・ケイジを主演に迎えて描いたクライム・ムービー。病的な潔癖症の詐欺師が、突然現われた実の娘に戸惑いながらも2人で新たな大仕事にかかる姿を軽妙に描く。

詐欺稼業を営むロイ(ニコラス・ケイジ)と相棒フランク(サム・ロックウェル)は、ダマしのアーティストとしての自負とともに、誇りを持って仕事に取り組む詐欺師コンビ。しかし、ロイは「広場恐怖症」と「病的な潔癖症」という問題を抱えていた。

ロイはフランクの勧めるまま、精神分析医ドクター・クラインに助けを求める。不安定な精神状態の原因を探るうちに、ロイは妊娠中に別れた妻との間に出来た14歳になる実の娘アンジェラ(アリソン・ローマン)との再会を勧められる。

母親と喧嘩して家出して来たアンジェラと過ごすうちに、不思議なことにロイの苦悩は少しずつ消え始める。やがてアンジェラは父親の職業に強い興味を持つ。

「パパの仕事を私もやってみたい!」父親としての自覚に困惑しながらも、自分の流麗な腕前の披露にかすかな快感を覚えるロイ。おりしも、ロイとフランクは大金をせしめる大計画を始動していた。

カモは金持ちの貿易商。コトをうまく運ぶにはもう一人の協力者が必要だった。ひょんなことからアンジェラが二人の計画に協力することになるが…。

感想

これは面白い。知名度は低いですが、傑作映画です。もともと詐欺師が主人公の映画(コン・ムービー)が大好きなので、なおさらハマりました。

強迫性障害(潔癖症)と広場恐怖症、チック症に悩む神経質な詐欺師ロイを名優ニコラス・ケイジが、突如現れた14歳の娘アンジェラを当時23歳のアリソン・ローマンが見事に演じ上げ、笑いあり、スリルあり、アクションあり、心震わせる感動ありの極上のエンターテイメント作品に仕上げています。

アリソン・ローマンは、とても23歳には見えないです。

マッチスティック・メン

© 2003 Warner Bros.

そして、巨匠リドリー・スコット監督は、離れていた父娘の微妙な関係をユーモアも交え見事に演出し、観客をストーリーに引き込みます。後半は二転三転の展開で、最後に胸にツンとくるハートフルなラストで締めくくります。

派手さはないですが、上質な大人向けの傑作映画です。

ただ最後にもうひとひねり欲しかったですね。

このラストも素敵だとは思いますが、もう一回クルっと回る驚きの展開が欲しかったです。

それがあれば、満点の映画でしたね。

マッチスティック・メン

© 2003 Warner Bros.

自信を持っておススメする極上のエンターテインメント作品です。ぜひ一度ご覧になってください。あっと驚く”どんでん返し”の展開で、きっと騙されると思います。

ただ喫煙シーンが非常に多いので、嫌煙家の方にはあまりおススメしません。主人公ロイは、ワンピース・サンジ並みのヘビースモーカーなのでご注意ください。

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