こんにちは、満州参謀です。
今回は、私が通っていました「デイケア」についてちょっと書かせていただきます。今は卒業し所属しておりませんが、守秘義務もあり、個人・団体を特定できるような書き方はできません。
デイケアに通うようになった経緯
まず、私がなぜデイケアに通うようになったのかの経緯です。
ひきこもりをしていて、そこから脱出するため色々試行錯誤していました。ハローワークにも行きましたが、まずは「作業所からがいいですね!」と言われました。
そして作業所の見学にも行きましたが、しっくりきませんでした。そこで、役所に行く用事のついでに相談してみました。そうしたら、住んでいる地区のデイケアを紹介していただきました。
そこのデイケアは、週一回しかないデイケアでした。
まず通ってみようということにして、さっそく申し込み、約一か月の体験を経たのち、正式メンバーになりました。
こんな感じの経緯です。
デイケアのプログラムについて
私が通っていたデイケアの流れは下記のとおりです。
- 10時~12時:午前のプログラム
- 12時~13時:お昼休憩
- 13時~15時:午後のプログラム
例外の一日外出もありましたが、10時集合・15時解散というのは、変わりありませんでした。自分の体調に合わせて、午前のみ・午後のみという方もいらっしゃいました。
プログラムは、体操や卓球、ヨガなどの運動、音楽・手芸などの創作活動、調理などの実習から、SST・健康教育・医師相談会などの座談会形式、作業所見学などの外出プログラムもあり、大変充実していました。
プログラムによっては講師の先生などがいらっしゃって、本格的な指導をしていただけました。
これは、私の地区のデイケアがたまたま恵まれていた可能性もあります。グループワーカーの方が「ここまで充実したプログラムのところは他にはなかなかないよ」とおっしゃっていました。
運営が区のためか、利用料は特に必要ありませんでした。
プログラムはどれも新鮮味があり楽しかったです。特に私が好きだったのは、調理でした。自分たちでメニューを決めて、先生に教わりながら作るのですが、普段私はほとんど料理をしないので、非常に楽しかったのを覚えています。
調理などのプログラムがない日は、基本的に自分で用意していく感じです。私はご飯に惣菜を載せただけの、簡単なお弁当を持って行っていました。
デイケアの人間関係について
通所されている人(メンバー)の数は、私含め8人でした。私より年上が多かったです。
人間関係ですが、基本的にメンバー間の連絡先の交換はNGで、物品の貸し借りなども禁じられていました。私も友達と言える人はおらず、知り合いといった感じでちょっと距離のある感じでした。それでも、会話がまったくないわけではなく、楽しく通所してました。
結果的に、私は卒業まで約4年半通っていました。
契約上は2年で、その人の状況により更新も可能でした。私より長く通所されている方もいらっしゃいましたし、短くスパッと卒業される方もいました。その人それぞれ利用法があるということですね。
本当にゆるい感じなので、怒られたりすることもめったにありません。
デイケアの探し方
病院運営のデイケアなら情報があると思いますが、私が通っていた区のデイケアはネット上に情報がありませんでした。ですので、市や区のデイケアをネットで探すというのは難しいと思います。
興味ありましたら、まず役所に問い合わせてみてください。お住まいの地域に担当の保健師さんがいますので、その方とお話しするのが手っ取り早いですね。デイケアは精神疾患を持っていて、医師の許可が得られれば通えます。
デイケアだけでなく、フリースペースや作業所の紹介もしていただけます。最初一人で行くのが怖いという方は、保健師さんに同伴していただける場合もあります。
最後に
私は慣れるまでデイケアの日の朝は、嘔吐しながら行ってましたし、デイケア行ってる最中でさえ、一生働くことなんてできない!と思ってました。ですが、今は作業所に週4通所しております。まだ週4の一日たった4時間作業ですが、前の私には想像もできなかったことです。これからもステップアップしていこうと思っています。
卒業するきっかけとなった作業所も、こちらのデイケアで知り通所するようになりました。本音としてはやっぱり楽しくて、辞めたくなかったのは事実です。それほど環境のいいデイケアでした。
もしひきこもりから脱したい、でもいきなり働くのは無理!という方は、是非デイケアを利用なさってみてはいかがでしょうか?
デイケアと併せて、友達作りに「ばなうた」を活用していただければ幸いです。
私の実体験からお勧めします‼
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