PTSDに関するおススメの本をまとめました。本探しのご参考にしてください。
用語説明PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、深刻な心の傷や大きなストレスを受けた後、強い精神的な苦痛が続く病気です。震災などの自然災害、火事、事故、暴力、犯罪被害などが原因になり、突然、怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が現れます。
生涯有病率(一生の間にかかる割合)日本:1.3%、米国:6.8%
- PTSDとトラウマのすべてがわかる本(飛鳥井望)
- これだけは知っておきたいPTSDとトラウマの基礎知識(バベット・ロスチャイルド)
- 正しく知る心的外傷・PTSD~正しい理解でつながりを取り戻す~(水島広子)
- PTSDってなに?―トラウマ体験後のケア(キャロリン・シンプソン、ドゥエイン・シンプソン)
- 身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法(べッセル・ヴァン・デア・コーク)
- こころのクスリBOOKS よくわかるパニック症・広場恐怖症・PTSD(貝谷久宣)
- よくわかるパニック障害・PTSD(貝谷久宣)
- トラウマの現実に向き合う:ジャッジメントを手放すということ(水島広子)
- 対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD:問題と障害の正しい理解から対処法、接し方のポイントまで(水島広子)
- 子どものPTSD 診断と治療(友田明美・杉山登志郎・谷池雅子)
- トラウマティック・ストレス―PTSDおよびトラウマ反応の臨床と研究のすべて(ベセル・A.ヴァン・デア・コルク、ラース・ウェイゼス、アレキサンダー・C.マクファーレン)
- PTSDの持続エクスポージャー療法―トラウマ体験の情動処理のために(エドナ・B.フォア、バーバラ・O.ロスバウム、エリザベス・A.ヘンブリー)
- 発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療(杉山登志郎)
- 心に傷をうけた人の心のケア―PTSD(心的外傷後ストレス症候群)を起こさないために(クラウディア・ハーバート)
- 一人でできる中高生のためのPTSD(心的外傷後ストレス障害)ワークブック―トラウマ(心的外傷)から回復できるやさしいアクティビティ39(リビ・パーマー)
PTSDとトラウマのすべてがわかる本(飛鳥井望)
本書では、PTSDとトラウマの基礎知識を、イラストや図を用いて、わかりやすく解説しています。随所に誤解しやすいポイントを併記してありますので、自分の理解が正しいかどうか、確認しながら読み進めることができます。
これだけは知っておきたいPTSDとトラウマの基礎知識(バベット・ロスチャイルド)
やさしく読めて理解が深まる。“記憶・脳科学との関連”“向精神薬の効果”“様々な心理療法の活用”“マインドフルネスや瞑想の活用”“ヨーガ、ボディワークなどソマティックスの活用”etc…。PTSDとトラウマの全体像を把握し、回復に導くために必要な最新知見を網羅、豊富な治療実践経験に裏打ちされた実践ノウハウのエッセンスを凝縮したコンパクトガイド。
正しく知る心的外傷・PTSD~正しい理解でつながりを取り戻す~(水島広子)
震災や原発事故と、直接被害を受けてない人も含め多くの日本人かなんかしら心に傷を負い、不安を抱える毎日を送っています。なかにはPTSDになっている人、あるいはそうではないか悩んでいる人も多いと聞きます。本書は、心の傷を負っている人に対して、その傷の意味を正しく理解してもらい、治癒の一助となるような書籍です。漠然として悩み不安というよりは、はっきり心の傷を負い、病気の兆候が若干でも見られる人が対象になります。
PTSDってなに?―トラウマ体験後のケア(キャロリン・シンプソン、ドゥエイン・シンプソン)
災害、事故、事件、テロ、性的虐待、レイプ…心に傷の残る体験をしたら。
身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法(べッセル・ヴァン・デア・コーク)
世界的第一人者が、トラウマによる脳の改変のメカニズムを解き明かし、薬物療法の限界と、EMDR、ニューロフィードバック、内的家族システム療法、PBSP療法、ヨーガ、演劇など、身体志向のさまざまな治療法の効果を紹介する、全米ベストセラー。
こころのクスリBOOKS よくわかるパニック症・広場恐怖症・PTSD(貝谷久宣)
激しい動悸、呼吸困難、めまいなどの発作が起き、強い不安におそわれるパニック症。不安や恐怖のため行動範囲がせまくなってしまう広場恐怖症。強いストレス体験から、心身の症状が起きるPTSD。突然の発作と強い不安から、自分の生活を取り戻す。
よくわかるパニック障害・PTSD(貝谷久宣)
突然、理由のない不安におそわれて、動悸や呼吸困難などのパニック発作のため、生活に支障をきたすパニック障害。強烈なストレス体験がきっかけとなって、不安、不眠やフラッシュバックなどの症状があらわれるPTSD。治療と回復への道すじを、わかりやすく解説。
トラウマの現実に向き合う:ジャッジメントを手放すということ(水島広子)
トラウマ治療や技法について知っていることと、実際にトラウマの治療ができることは違う。トラウマ体験者は深い傷つきによって、対人関係における「信頼」に問題を抱えていることが多い。したがって、トラウマ治療において最も重要なことは、個別の治療戦略や技法よりも、治療者の姿勢であるとも言える。患者を人間として評価しない、病気の専門家に徹するなど、本書はトラウマに向き合う治療者の姿勢について、誰もが納得できる豊かな提言に満ちている。
対人関係療法でなおす トラウマ・PTSD:問題と障害の正しい理解から対処法、接し方のポイントまで(水島広子)
シリーズ第5弾。「トラウマ(心的外傷)」という言葉は今や日常語として、「私にはトラウマがあって」などと話す場面も珍しくありません。けれども、トラウマとは何か、その結果何が起こるのか、どう対処するのが適切なのか、ということについてはまだまだ正確に理解されているとは言えません。本書ではこの障害の正しい理解と、対人関係療法の視点から対処するアプローチをやさしく解説していきます。
子どものPTSD 診断と治療(友田明美・杉山登志郎・谷池雅子)
様々なケースの子どものPTSDについて、各分野のエキスパートが診断や治療など臨床での経験とともに最新の知見をわかりやすく解説。PTSDの概念から薬の使用についてなど、症例とともに詳述している。子どものこころの問題に関わるすべての方々に役立つ一冊。
トラウマティック・ストレス―PTSDおよびトラウマ反応の臨床と研究のすべて(ベセル・A.ヴァン・デア・コルク、ラース・ウェイゼス、アレキサンダー・C.マクファーレン)
本書は、トラウマ性のストレスとその治療について、これまでの研究成果と臨床的知識を集大成したもの。さまざまな領域の専門家からなる執筆陣によって、1980年に外傷後ストレス障害(PTSD)が定義されて以来行われてきた数多くの研究のエッセンスが凝縮されている。また同時に、トラウマ体験後の適応の複雑さ、まだその有効性が確立されていないPTSDの治療方法など、これから探求されるべき課題も提示。記憶、解離、文化とトラウマの問題、生物学的および心理学的プロセスの複雑な関係など、トラウマ研究の中心的な問題を取りあげながら、治療的介入が効果をあげるためには、PTSDが進行していくプロセスとその個々の段階について、深い理解が不可欠であることを明らかにしている。
PTSDの持続エクスポージャー療法―トラウマ体験の情動処理のために(エドナ・B.フォア、バーバラ・O.ロスバウム、エリザベス・A.ヘンブリー)
不安の向こう側に、解決がある。トラウマは、心という窓を通じて身体に刻み込まれた被害。自分は汚れてしまった、生きる値打ちもない。トラウマに苦しんでいる人は、もしかしたらそんな考えにとらわれているかもしれません。恐怖ではなく、悪夢から覚めたような安心感を提供するために。現在、PTSDに最も効果的とされる治療法を紹介。
発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療(杉山登志郎)
著者が、長年の経験から工夫を重ね実施してきた、外来診療で安全に使うことができる、複雑性PTSDへの簡易型処理を中核とする治療パッケージを紹介。臨床現場では、トラウマ関連の症例が溢れている。その対応を迫られている精神科医や心理士のためのサイコロジカル・ファーストエイドとしての、このトラウマ処理の手技は、現場のニーズに沿うものである。手技の様子は、本書に掲載されたQRコードよりアクセスして視聴できる。
心に傷をうけた人の心のケア―PTSD(心的外傷後ストレス症候群)を起こさないために(クラウディア・ハーバート)
火災などの人災、大地震などの自然災害、そして暴力や性的虐待などによる心の外傷体験を正しく理解し、回復のために自分と向き合うことについて、大きな活字でやさしく説くハンドブック。
一人でできる中高生のためのPTSD(心的外傷後ストレス障害)ワークブック―トラウマ(心的外傷)から回復できるやさしいアクティビティ39(リビ・パーマー)
災害・交通事故・性暴力・性的虐待・虐待・近親の死・いじめ・暴行などによって心に受けた深い傷から立ち直るための本。
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