過去(または現在)、拒食症だったとされる有名人をまとめました。ご参考にしてください。
カレン・カーペンター(歌手)
子供が大好きで、彼女自身、子供のような無邪気さと純粋さを持っていて周囲の人から好かれていた。だが、自らの体型については太りすぎという固定観念を持っており、やがて精神的な病となっていった。
ある日、カレンは兄リチャードに「ねえ、お兄ちゃん。私って太ってる?」と聞いたという。するとリチャードは「あぁ、ちょっとな」とさり気なく答えた。事実、その頃のカレンは平均的な女性と比較してぽっちゃりしていた。カレンの身長は163センチで適正体重は58.45キロだが、実際の体重は最大66キロに達していた。
その兄の言葉を受けたカレンは、「絶対に痩せてやる!!」と発奮。ダイエットに励むようになったが、それが彼女の寿命を縮める結果となってしまった。1975年9月のカレンの体重は41キロであった。
1974年、3度目の来日時に、リチャードと共に和服姿の写真を撮影、翌年発売されたライブアルバム「CARPENTERS LIVE IN JAPAN」 に付録としてその写真が添付され、カレンによると、この頃が最高に太っていたという。
カレンはいつの頃からか摂食障害(拒食症)に悩まされるようになる(音楽誌にFat Sister「太っちょカレン」と書かれた事が原因の一説として囁かれている)。
後のセラピーの過程で親子関係が背景にあると見られている。このため、1975年に予定されていた日本公演が中止となった。当時の招聘先である、キョードーのコメントは「神経性食意不振症」によるものであった。
リチャードが睡眠薬依存症のリハビリを行っていた1980年にソロ活動を行うが、曲が公開されるのは、カレンの死後となる。アルバムは『遠い初恋』(原題:「カレン・カーペンター」)として1996年にリリースされた。
1980年、若手実業家のトム・バリスと結婚をするも、翌年暮れには破綻。離婚同意書にサインする直前(約束の6時間ほど前)に彼女が死去したため、現在も既婚のままとなっている。
1983年2月4日早朝、両親の家で意識不明になっているところを発見され、同日死去した。32歳没。死因は急性心不全。長期の闘病生活が心臓に負担をかけていたと思われる。
なお、映画「カレン・カーペンター・ストーリー」によれば、晩年は過食症と拒食症の症状が繰り返し起こっており、死去前日は食欲が少し出てきたところで翌日亡くなった事になっている。彼女の死は社会に衝撃を与え、拒食症などの摂食障害が社会的に認知されるきっかけとなった。
ともさかりえ(女優)
10代の頃、人間関係のストレスから摂食障害(拒食・過食)になる。嘔吐を繰り返し、嘔吐した胃酸によって歯が溶け、虫歯だらけになってしまったことも明かしている。
宮沢りえ(女優)
彼女が22才の時に、不倫破局騒動をきっかけに拒食症の症状が出始め、30kg台前半まで体重が減少した。
「不眠や精神不安にはじまり、お酒に逃げることが増えていった。次第に生理が止まり、流動食しか受けつけなくなったときには、体が勝手に動く『チック症』のような症状や、食べ物に虫が這っている幻覚が見えると訴えたこともあったそうです」
釈由美子(女優)
彼女は初の美容本「釈ビューティ!」で、過去に無理なダイエットで40kg前後にまで体重が減ったことや、リバウンドで50kgを超えるなど拒食過食を繰り返し、軽度のうつ病にもなったことなどを赤裸々に告白している。
鈴木明子(フィギュアスケート選手)
大学1年のときに摂食障害を患う。身長160cmで32kgまで体重が落ちたが、たった1年で見事に復活。オリンピックに2度出場していずれも8位入賞を果たした。
Cocco(シンガーソングライター)
雑誌「パピルス」2009年9月号で、拒食症と自傷行為を告白した。
大月悠祐子(漫画家)
学生時代、父から家族共々虐待を受け続け、父が表向きは丸くなった後は家族の輪を乱すとして母親から精神的な虐待を受け続けていた。
学生時代は同級生からいじめを受けていたことや、家族不和のストレスから不眠症と摂食障害を患い、2013年にカウンセラーからアダルトチルドレンと診断されている。
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