性依存症に関するおススメの本をまとめました。本探しのご参考にしてください。
用語説明性依存症とは、性的行動に対する依存症のひとつであり、主に性行為への依存が多いため、セックス依存症もしくはセックス中毒とも言われる。しかし依存対象は相手のある性交渉だけでなく、自慰行為やポルノへの過度な耽溺・収集、強迫的な売買春、乱交、露出や覗き行為、性的ないたずら電話、インターネットを介したアダルトチャットなど全ての性的活動が含まれる。依存者は性的な興奮や刺激が習慣化し、徐々に自己のコントロールを失っていく。
性依存症のリアル(榎本稔)
「性依存症」と言われても、実際に当事者がどのような行動を起こすのか、知っている人は少ない。本書では「痴漢」「露出」「ストーカー」などの事例を用いて、加害者と被害者両面の現実を追う。また当事者の座談会も収録し、どういった気持ちで行動に至ったか、またその後の心情の変化、身の回りの変化など、生の声を聞くことができる。あわせて専門家の座談会も行った。性依存症の現実の背景には、どういった問題が潜んでいるのか、今後はどのように支えていけばいいのかを展望している。「性とこころ」の問題は、美術、文学、宗教、映画、演劇、服装、結婚、職業など多岐に渡る。本書は、決して他人事ではない現実を知るきっかけの一助となるだろう。
性依存症の治療―暴走する性・彷徨う愛(榎本稔)
性はこころの問題であり、人格の問題であり、このことについては、古今東西、非常に幅広く論じられてきた。だが、そのとらえ方には、文化・歴史によって大きな違いがある。「性依存症」はまだ日本では認知度も低く、治療も限られた専門機関でしか扱われていない。近年、徐々に注目されつつある性的嗜好行動への治療的アプローチとして、海外の知見も踏まえ、さまざまな立場から、第一人者の先生方に日本の現状を論じていただいた。「性依存症」の理解を深め、新たな治療の方向性を示唆する1冊となるだろう。
性依存―その理解と回復(吉岡隆・高畠克子)
性的問題行動により生活に破綻を来たしている人々を「性依存症者」という。「性依存症」は、相談・治療によって回復が可能な病である。決して意志や人格の問題でも、処罰によって解決する問題でもない。本書では、性依存症者たちがどのように回復してきたかを綴った13編の手記と、性依存症者に対する米国での最先端の治療プログラムと日本における相談・治療の実践を紹介する。
セックス依存症―その理解と回復・援助(パトリック・カーンズ)
やめたいのにやめられない。そんな体験をしたことがありませんか?それはセックス依存という病気かもしれません。依存症治療の第一人者が送る全米ベストセラー。精神医療・保健・福祉・警察・司法関係者必読の書。
セックス依存症の記録(相馬真由美)
どんな心の傷や苦しみを抱えていようと、苦しんでいるのは自分だけではない―受け入れたくない現実から逃れるため、不特定多数とのセックスに溺れ、やがてそれは日常生活に支障をきたすほど私を追いつめていった―本書は精神障害に陥った著者が、自らを検証の対象として、その過程を分析し論理的に記述。カウンセリングの内容も含め、自己を取り戻すまでを紐解いた貴重な記録である。
名前のない女たち セックス依存症編(中村淳彦)
最も過酷で過激なアダルトビデオ「企画AV」。そこに登場するのは、日当3万円からの安いギャラで日雇いされ、カメラの前でセックスを売り歩く「企画AV女優」と呼ばれる女の子たちだ。金と男とセックスに翻弄されながら、それでも現代を力強く生き抜く彼女たちの“生と性”を描いた衝撃のノンフィクション。シリーズ全4巻から“セックス依存症”の人生を歩んできた女優たちを厳選収録したベスト版第2弾。
よくわかる依存症(榎本稔)
依存症が増えています。定番のアルコール依存症や、芸能人やスポーツ選手のニュースで記憶に新しい薬物依存症といった「物質」に依存するだけではありません。パチンコや競馬、違法賭博などのギャンブル、ネット通販などの買い物、ケータイ、パソコン、ゲームなど「行為」への依存も増えています、ひきこもり、DVなどは「人間関係」への依存です。依存症は家族を巻き込み、本人ともども破滅への道を進みます。家族の病気、社会の病気と言っても過言ではありません。イラストや図を多用し、依存症の仕組みから、家族が具体的に何をどうずればいいかなど、実用的な側面をやさしく解説します。
依存症のすべてがわかる本(渡辺登)
【やめたくても、やめられない! 依存症とはなにか】家族を犠牲にし、心身をむしばむ依存症。始まりは底知れないさびしさから。本書では対人依存、プロセス依存、物質依存の心理を追究し、「生き方の病」から回復するルートを探る。
快感回路—なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか(デイヴィッド・J・リンデン)
セックス、ドラッグ、アルコール、高カロリー食、ギャンブルから、痛み、エクササイズ、慈善行為、神秘体験にいたるまで―誰もが他人事とは思えない、数々のエピソードや実験の知見を交えながら、「快感」とそのダークサイドである「依存」のしくみを解明。最新科学でここまでわかった、なぜ私たちはあれにハマるのか!?
恋愛依存症(伊東明)
恋愛心理学の第一人者が、●共依存=苦しい愛から抜け出せない。●回避依存=幸せになるのが怖い。●ロマンス依存=愛の刺激にはまる。●セックス依存=苦しみを性愛でしか癒やせない……という、恋愛依存症の4つのタイプを心理学的視点で解説。不幸の連鎖を断ち切るための、「回復への10のステップ」を説く。毒親、境界性パーソナリティ障害、未完の仕事、アッパーリミット、自己確認、認証……失われた愛とともに、心の傷にも癒やしを与えてくれる本。※2000年に刊行された『恋愛依存症』に加筆・改筆をした決定版です。
セックス依存症だった私(K子)
テクノ系クラブで手にしたドラッグから、K子はセックスに狂いはじめていった。援助交際、売春、男漁り。大麻、エクスタシー、LSD。セックスとドラッグ、ふたつは両輪となってK子の心と身体を蝕んでいった―。そして、重度の薬物中毒状態からの更生が始まった。禁断症状、フラッシュバック、脳障害。想像を絶する苦しい日々。そのすべての体験を赤裸々に語った…。
男が痴漢になる理由(斉藤章佳)
痴漢は、依存症です。実態を見誤っているうちは、痴漢は減らない!加害者を見つめ続ける性犯罪・依存症の専門家が、社会で大きく誤解されている「痴漢の実態」を解明し、その撲滅を目指す!
性犯罪者の頭の中(鈴木伸元)
平成24年、警察に届けられた強姦は1240件、強制わいせつは7263件。だが実際の被害は約10倍とも言われる。性犯罪者は「外見も気持ち悪い人」と思われがちだが、実は身なりも会話も普通で結婚しているケースも多い。そんな彼らはなぜ性犯罪をし続けるのか?「強姦するたびに自分がレベルアップしていく感覚があった」と十数件の性犯罪を繰り返す者もいれば、性犯罪をやめられない自分を苦に自殺する者もいる。共通するのは日常生活での“満たされなさ”。その感情がどう変化していくのか。彼らを性犯罪へと駆り立てる心の闇を赤裸々に綴った一冊。
オナ禁と依存症(Brilliant)
今回の本を出版する目的は依存症や脳の構造について理解をしてもらいたいという思いがあり、その中でも放置され続けている性犯罪や依存症、オナ禁に焦点をあてて執筆させていただきました。快楽を感じると脳内ではどのようなことが起きているのか、精神医学の観点から説明します。また性犯罪、依存症、治療法に関しても記載していきます。私は精神保健福祉士として病院で精神科ソーシャルワーカーとして依存症治療の現場で働いています。現代の日本では性の依存症は病気としてあまり認知されておらず、回復の手段がない状態です、他者には相談できず一人で問題を抱えている人も多いのが現状です。なぜこの分野に興味を持ったのかは学生時代にオナ禁という物に出会ったからです。半信半疑でしたが自慰禁止することで、様々な効果があるというものでした。実際に効果を実感することが出来ました。しかしオナ禁を継続することが難しく結局日数を伸ばすことがほとんど出来ませんでした。継続していく中で一つの疑問を持つようになりました。他の依存症と同じではないかという考えです。当時大学で精神医学特に依存症について専攻していたので依存症の知識は多少持っていたのでこの考えが浮かんできたのだと思います。そしてこの疑問を解決するのが自分の課題になりました。
オナニー依存性(久保田俊雄)
依存症の世間の認識は、多くの場合はアルコール依存やギャンブル依存、薬物依存を想像する人がほとんどです。本書ではほとんど取り上げれることがない自慰依存について記載しています。他の依存症と同じように多くの人がこの依存症で苦しんでいる。ただ他の依存症と違い表面に問題が出づらいだけで多くの人が自慰依存になっている可能性があります。ほとんどの人は重度の依存症になることはないが、アルコールよりも手軽で強烈な快楽が得られるのが自慰であり、他の依存症と比べると多くの人が自慰依存になってしまっています。本人は依存症を自覚することはほとんどなく他人にも知られることがない。生活や人間関係、仕事に支障が出始はじめて、依存を自覚します。自慰依存の場合は性的なものや性風俗に異常にお金を使ったり、趣味などを持たずインターネットで性的なものを何時間も鑑賞しつづけ休日のほとんどを自慰に使ったり、多くのお金や時間を性に関することに使うようになっていきます。次第に日常生活を営むのが難しくなっていく。性が優先順位の一番になってしまいコントロールができなくなり、犯罪すら起こす人間すらいます。
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