社交不安障害に関するおススメの本をまとめました。本探しのご参考にしてください。
用語説明社交不安障害とは、人前で何かをする時に、恥ずかしい思いをしないだろうかと過剰な心配をし、紅潮・発汗・震え・動悸・どもり・腹痛といった症状が現れる病気です。そして、また起こるのではないかと不安が増大し、次第に人が集まる場所を避けるようになり、社会生活に困難が生じます。
生涯有病率(一生の間にかかる割合)3~13%
用語の変遷社会不安障害 → 社交不安障害
- 図解 やさしくわかる社会不安障害(山田和夫)
- あがり症のあなたは〈社交不安障害〉という病気。でも治せます!(渡部芳德)
- 森田療法で読む社会不安障害とひきこもり(北西憲二)
- 自分で治す「社交不安症」(清水栄司)
- 認知行動療法サポートブック~社交不安障害編~(稲田泰之)
- 不安障害の認知行動療法〈2〉社会恐怖―不安障害から回復するための治療者向けガイドと患者さん向けマニュアル(ギャビン・アンドリュース 他5名)
- 不安障害の認知行動療法〈2〉社会恐怖―患者さん向けマニュアル(ギャビン・アンドリュース 他5名)
- 対人関係療法でなおす 社交不安障害:自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか(水島広子)
- うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」(大田健次郎)
- これって性格?それとも「社交不安障害」?正しい理解と効果的な治療法(心のお医者さんに聞いてみよう)(田島治)
- 社交不安症がよくわかる本(貝谷久宣)
- 「人前に出るのが怖い」を治す本 社交不安を乗り越える技術(根本橘夫)
- 不安症 パニック障害・社交不安障害を自分で治す本(渡部芳德)
- 10代のための人見知りと社交不安のワークブック 人付き合いの自信をつけるための認知行動療法とACTの技法(ジェニファー・シャノン)
- 社交不安障害(貝谷久宣)
図解 やさしくわかる社会不安障害(山田和夫)
社会不安障害はきちんと治療ができる病気だということを知ろう。病気の正体と不安にとらわれるメカニズムを詳しく解説。薬物療法、精神療法、自分でできる治療法を紹介。
あがり症のあなたは〈社交不安障害〉という病気。でも治せます!(渡部芳德)
人前に出ると、あがって緊張、力を出せず、失敗し続ける人は、こころの病気「社交不安障害」かも。治療すれば実力発揮できます。あがり症で、人前で緊張しすぎ、普段の力を出せず、失敗してしまう。注目を浴びる行動に不安を感じてしまい、引っ込み思案になってしまう障害のことを「社交不安障害」といい、若者の間に増えています。放っておかずに、きちんと治療すれば、今度こそ実力が発揮できるようになります。
森田療法で読む社会不安障害とひきこもり(北西憲二)
人前で話すのが苦手、人と食事するのが苦痛、人と接するのが怖くて家から出られない、…そんな人たちをどう理解し、どう治すか。対人恐怖や不安神経症の治療実績を世界が認める森田療法によるアプローチを、多くの症例とともに明快に提示する。
自分で治す「社交不安症」(清水栄司)
人に接したり、人前に出ることに強い不安を感じてしまう社交不安症は、若い人を中心に多くの人が悩んでいます。症状がひどくなると、仕事や学業にも支障が出て、さらには外出さえできなくなり、不登校や、ひきこもり状態になる人もいます。また、自信を失い、うつ病などにつながるケースもあります。 本書はこうした悩みを抱える方向けに、千葉大学大学院医学研究院教授で、子どものこころの発達研究センター長である著者が、自分で本を読みながら認知行動療法のメソッドを活用して社交不安を解消し、自信を取り戻していただくための方法をワークブック形式で紹介。社交不安症のメカニズム、社交不安症への効果が認められている認知行動療法についての理解も深められます。アサーティブなコミュニケーションのコツ、思春期のうつ病介入プログラムにも取り入れられている問題解決法「RIBEYE(リブアイ)」も紹介。
認知行動療法サポートブック~社交不安障害編~(稲田泰之)
心療内科・精神科における治療支援ツールとして用いる医療用冊子・セルフケア用ワークブックです。 社交不安障害と認知行動療法について分かりやすく解説するだけでなく、チェックリストやワークシートも充実しています。 通院時に持参することで、主治医と患者とのコミュニケーションをスムーズにし、限られた診療の時間の中でも認知行動療法的なアプローチが行えるようにサポートします。
不安障害の認知行動療法〈2〉社会恐怖―不安障害から回復するための治療者向けガイドと患者さん向けマニュアル(ギャビン・アンドリュース 他5名)
「社会恐怖」は、社会生活の中で、人が自分をどう評価するかということに恐怖を抱き、赤面、発汗、震えなどの様々な症状が表れる不安障害のことである。本書は、治療者向けガイドと患者さんのためのマニュアルで構成されており、精神科医及び臨床心理士は実践に直結し、患者さんは治療を受ける際の手引きや病気の理解に役立つ。社会恐怖克服のための必携書。
不安障害の認知行動療法〈2〉社会恐怖―患者さん向けマニュアル(ギャビン・アンドリュース 他5名)
『不安障害の認知行動療法(2)―社会恐怖』から、第11章の患者向けマニュアルを抜粋して、別冊にしたもの。社会恐怖の患者のための治療ガイドであり、またワークブックでもある。
対人関係療法でなおす 社交不安障害:自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか(水島広子)
人づきあいがこわい……スーッと楽になる考え方があります。あがり症、対人恐怖、赤面症、極度の引っ込み思案……など、人付き合いの面で強い恐怖心や不安を抱き、それが当人の社会生活に支障を及ぼしている状態のことを「社交不安障害」と呼びます。本書では、まずこの障害の理解や治療法をやさしく解説し、そして対人関係療法の視点から、この障害とどう向き合い、人間的に成長していくかの指針を示します。
うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」(大田健次郎)
「マインドフルネス心理療法」は、今、もっとも注目されている心理療法のひとつで、欧米を中心に心の病気の治癒・予防などに役立てられています。 本書は、この治療法で、うつ・不安障害に悩む多くの人を救ってきた著者が、20年の臨床経験をもとにまとめた、「ひとりでできる心理療法」。翻訳書が多いマインドフルネス関連本のなかで、日本人による日本人のためのマインドフルネス実践本です。
これって性格?それとも「社交不安障害」?正しい理解と効果的な治療法(心のお医者さんに聞いてみよう)(田島治)
大丈夫。何歳からでも治せる!自分の性格が弱いせいだ…。そう思ってあきらめていないか?第一人者を監修に、症状の特徴・原因、発症のタイミングから治療のポイント、薬の知識まで図解で徹底解説。まずは正しく知ることから始めよう。
社交不安症がよくわかる本(貝谷久宣)
【恐怖を生み出す元となる不安をなくすには】社交不安症は従来「社会不安障害」「対人恐怖症」と呼ばれていた心の病です。人前に出るのが怖く、社交的な場で他人と交流するときにたいへん緊張します。他人がいる場にいるだけで苦痛に感じるほどになり、外に出ることができず、社会生活にも日常生活にも支障をきたしてきます。周囲からは「あがり症は性格の問題」などと、苦痛が理解されない傾向がありますが、治療をすれば治る病気なのです。本書では、複雑な心の背景をわかりやすく図解。社交不安症を理解するための基礎知識をはじめ、改良され効果が高まった認知行動療法、さらに今話題になっているマインドフルネスについても紹介。不安に負けない心を育てるために役立つ一冊。
「人前に出るのが怖い」を治す本 社交不安を乗り越える技術(根本橘夫)
人前に出ると緊張してうまく話せない。雑談の輪に加われない。人の目が気になって行動が不自然になる。変な人、浮いていると思われるのがつらい…。本書は、上がり症、人見知り、コミュ障など、人と接することが苦手な人のための本です。心理学の研究者であり、自ら社交不安に苦しんできた著者が、自身の体験も踏まえて、心、身体、行動の三方向から、つらさを減らす方法を教えます。
不安症 パニック障害・社交不安障害を自分で治す本(渡部芳德)
汗をかく、心臓がドキドキ、手足が震える……など、突然襲う不安と恐怖。「不安症」を最新薬、食事、認知行動療法で完治させる。汗をかく、心臓がドキドキ、手足が震える……など、突然襲う不安と恐怖。パニック障害、社交不安障害など、増え続ける不安症を最新薬、食事、認知行動療法で完治させる本。一目でわかる不安度&心理チェック付き。
10代のための人見知りと社交不安のワークブック 人付き合いの自信をつけるための認知行動療法とACTの技法(ジェニファー・シャノン)
本書は、人見知りや社交不安を克服するための、明快で、効果的で、魅力的な戦略にあふれたワークブックです。不安を引き起こす自分の考え方のくせやパターンに気づいて修正していく「認知行動療法」、不安になる状況に少しずつ心と体を慣らしていく「エクスポージャー」、自分が本当に大切にしていることは何かを意識することで苦手なことに進んで立ち向かう力をつける「ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)」の技法を使ったトレーニングは、わかりやすく、無理なく取り組めるよう工夫されています。親しみやすいイラスト、豊富な例、エクササイズは10代の若者に適しています。自分で書き込みながら読むワークブックとしても、グループセラピーの教材にも最適です。
社交不安障害(貝谷久宣)
編者は昭和46年より約20年間大学で統合失調症の研究を続けてきた。当時の精神医学研究の主流は統合失調症とうつ病であり,神経症圏の研究はまだまだマイナーの領域であった。その後,今から18年前,大学を辞し臨床に専念するようになってまず第1に気がついたことは,不安障害に悩む人が多いことであった。著者がそれまでに大学で教えられ,経験したよりも,不安障害を持つ人の苦痛はずっと大きく,また,社会的障害度も大変高いことに気がついた。それにもかかわらず,不安障害の研究も診療も十分ではなく,この障害に悩む人々に対する対応は非常に遅れていたというのが当時の現状であった。それ以来,著者はパニック障害を中心とする不安障害の診療に専念してきた。パニック障害を診る中でどうしても避けて通れないのが社交不安障害である。両障害は,どちらも根底に恐怖症体質を有し,表面的な現象が異なっているだけであるとする見解もある。
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