過去(または現在)、学習障害だったとされる有名人をまとめました。ご参考にしてください。
トム・クルーズ(俳優)
幼い頃から学習障害(LD、失読症、具体的にはbとdが区別できなかった)つまり書かれた文字を読む上での障害を持ち、自身、障害者にかかわる映画(『レインマン』)や、この障害の理解を推奨するための映画(『デイズ・オブ・サンダー』)も製作主演している。
また、新宗教であるサイエントロジーの活動(「勉強の技術」の実践)によりこの学習障害を克服したと語っている。この経験から学習障害児への支援活動にも取り組んでいる。
2003年8月には、『ラストサムライ』の宣伝のために来日した際、首相官邸の小泉純一郎首相を表敬訪問、日本の若者たちにと『学び方がわかる本』(ニュー・エラ・パブリケーションズ・ジャパン(株)発行、ISBN 4-931223-22-2)を首相に手渡した。
2009年1月トムは、スペインの雑誌『XLセマナル』の中で、「誰も解決策をくれなかったけれど、大人になって、サイエントロジーの教育本を読んだことで完ぺきに読解ができるようになった」と語った。
スティーヴン・スピルバーグ(映画監督)
スピルバーグも、自身がディスレクシアの診断を受けたことを告白している。実際に読字障害のため、学校卒業が2年遅れ、いじめ体験や学校に行く事が苦痛だったと語っている。現在でも脚本などを読むのは人の2倍、時間を要するとのこと。
ウーピー・ゴールドバーグ(女優)
ウーピーは学習障害の中の、字を書くことに障害が出るディスグラフィア(書字表出障害)であり、文字を左右逆に書いてしまう。
キアヌ・リーブス(俳優)
キアヌ・リーブスも自らがディスレクシアであることを明かしている。
オーランド・ブルーム(俳優)
イングランド国教会で育ったものの、幼少期にディスレクシアに悩まされ、聖書の朗読などで改善を試みたという。2010年には、ロックフェラー大学で行われた『The Annual Adam Jeffery Katz Memorial Lecture Series』という学習障害・ADHD(注意欠陥多動障害)の認知を広めるためのレクチャーに登壇し、自身の経験を語っている。
現在でも失読症のため台詞を覚えるのが困難であることも明かしている。
キーラ・ナイトレイ(女優)
キーラは学習障害のひとつ、ディスレクシア(識字障害)のため、録音読書で学習したり、色付き眼鏡をかけて文章の文字が混じって見えないように工夫し読書している。10代の時にプロの助けを借りて克服した。
ジェニファー・アニストン(女優)
20代前半にディスレクシアと診断されたと2015年に公表している。
ルイス・ハミルトン(F1ドライバー)
ハミルトンは子供から質問を受けるドイツ紙シュトゥットガルター・ツァイトゥングのインタビューで、学校生活について質問を受け、「僕はディスレクシアだから大変だった」とコメントした。
ジャック・ホーナー(古生物学者)
多くの古生物学的発見に加えて、映画版ジュラシック・パークの全作品のテクニカルアドバイザーを務め、それのみならず物語の主人公アラン・グラント博士のモデルでもある。
ホーナーもディクレシアであり、読み書き能力は小学3年生程度、普段は文書を一度コンピューターに打ち込み、読み上げソフトを使用して聞き取る形で読んでいる。
南雲明彦(講演家)
学習障害の一種であるディスレクシアを抱える。21歳の時、学習障害の問題に取り組むNPO法人関係者の指摘で、ディスレクシアであることを自覚する。2012年、人間力大賞2012にて厚生労働大臣奨励賞と東京商工会議所奨励賞を受賞する。
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