統合失調症は、有病率1%、100人に1人がかかる、こころの病です。
同じくらいの有病率の病気としては喘息があり、決して珍しい病気ではありません。
下表は、統合失調症患者が初めて発症した時の年齢と全体における割合を男女別に示したものです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
12~14 | 10% | 10% |
15~19 | 25% | 18% |
20~24 | 27% | 21% |
25~29 | 18% | 20% |
30~34 | 10% | 10% |
35~39 | 8% | 9% |
40~44 | 1% | 6% |
45~49 | 1% | 9% |
50~54 | 2% | 1% |
55~59 | 1% | 1% |
発症年齢は思春期後半から青年期にかけてが多く、男性の発症年齢が低い傾向にあります。14歳以前や30歳以上で発症する方は少ないです。
女性は、晩発性といわれる40歳過ぎで発症する方が男性よりも多く、出産後に発症する方もいらっしゃいます。
このように男性と女性で発症時期に若干の違いはありますが、全体で男女の患者数に違いはありません。
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